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日刊アートニュース用アイキャッチ画像「Daily ART PICKs +び。ステーション」

最新ART NEWS 11選【2026年10月26日】|+び。STATION

美術館や展覧会のニュースだけでなく、手描きアニメーション、絵本のデザイン、実験音楽、装丁、特殊な写真現像、インスタレーション、シュルレアリスムまでを網羅!

+び。STATIONでは、国内外で起きているアートの動きから、気になるニュースをピックアップ。2026年10月26日(月)は、国内5本・海外6本の計11本をお届けします。

「何が起きたのか」だけでなく、どこが面白いのか、なぜ注目したいのかも一緒に見ていきましょう。

国内のART NEWS

1|制作期間10年!―水墨画と銅版画が動き出す、異色の長編アニメーションが東京国際映画祭へ

第39回東京国際映画祭が10月26日に開幕します。なかでも美術好きの目を引くのが、中国出身のアーティスト、スン・シュン監督による長編アニメーション『魔法の星図』です。完成までにかけた歳月は約10年。水墨画や中世ヨーロッパの銅版画を思わせる画面で、少年と魔法使いが架空の帝国を旅する物語を描きます。

スン・シュンは版画やアニメーションを横断して活動する作家。動きを滑らかに見せることだけがアニメの魅力ではないと感じさせる、絵の質感そのものが見どころです。東京国際映画祭ではコンペティション部門に選出され、10月27日、29日、11月1日に上映予定。上映される日と映画祭の開幕日は異なるのでご注意ください。

開催場所:ヒューマントラストシネマ有楽町、TOHOシネマズ 日比谷(東京都)
会期:第39回東京国際映画祭=2026年10月26日(月)〜11月4日(水)/『魔法の星図』上映=10月27日(火)・29日(木)・11月1日(日)

ここがポイント

画家が一枚の絵に向き合う時間と、アニメーターが何枚もの絵をつないで時間を生む作業。その両方が重なるような作品です。版画ならではの刻み目や、水墨画のにじみを思わせる表情が、動いたときにどう変わるのでしょう。物語を追いながら、画面に残る「描いた手の痕跡」にも注目したくなります。映画館で「動く絵画」を観る機会としても貴重です。

参考:第39回東京国際映画祭「魔法の星図」公式作品案内

東京国際映画祭・公式作品ページ →

2|《はらぺこあおむし》はどう生まれた?―原画だけでなく、絵本の「設計図」にも注目

福岡県立美術館で10月23日、「エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし」が開幕しました。『はらぺこあおむし』の作者として知られるカールですが、今回の展示が見せるのは、物語の完成品だけではありません。27冊の絵本原画に加え、制作途中のダミーブックや、グラフィックデザイナーとして活動していた時代の作品など、約180点が紹介されます。

色紙を切り貼りした鮮やかな画面が、どのようにページの順序や形と結びつくのか。絵本を「読むもの」であると同時に「設計された美術作品」として眺め直せる内容です。小さいころに親しんだ一冊の裏側に、画家の技術だけでなく、ブックデザインの工夫があることに気づかされます。

開催場所:福岡県立美術館 3階展示室(福岡県福岡市)
会期:2026年10月23日(金)〜12月20日(日)/原則月曜休館

ここがポイント

印象的な色づかいに目が向きがちなカールの絵本ですが、ページをめくる動きまで含めてつくられています。原画と試作本を比べれば、絵を描くことと、本として読ませることの違いが見えてきそうです。絵本は子ども向けの読み物、という見方から少し離れ、構図・素材・紙面設計の組み合わせを楽しめる展覧会です。ページの穴や大きさも、絵本の表現を支える大切な要素です。

参考:福岡県立美術館「エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし」

福岡県立美術館・公式展覧会案内 →

3|手帳の1ページから巨大絵画へ!―鈴木杏が10年間描き続けてきたもの

京都岡崎 蔦屋書店で10月23日、俳優・鈴木杏の個展「祝福-Shukupuku-」が始まりました。鈴木が絵を描き始めたきっかけは、2016年に「ほぼ日手帳」の1ページに絵を描いたこと。それから日々、気持ちの赴くままに制作を重ね、現在は1メートルを超える大型作品にも取り組んでいます。

今回は、重なる色彩を生かした新作や大型作品とともに、鈴木が立ち上げた「シェアアトリエぷくぷく」の参加者の作品も関わる自主制作ZINEを紹介。絵を完成させて終わりにせず、作品を介して仲間とつながる活動も展示の背景にあります。「何を描くか」だけでなく、「描き続けることで何が生まれるか」が見えてくる企画です。制作開始から10年という節目の展示でもあります。

開催場所:京都岡崎 蔦屋書店(京都府京都市)
会期:2026年10月23日(金)〜11月17日(火)

ここがポイント

手帳の小さな余白から始まった創作が、10年を経て大きな絵画や共同制作の場へ広がる。その変化そのものが興味深いところです。鈴木は俳優としての知名度もありますが、この話題で注目したいのは継続的な制作の姿勢。作品を描くことが、日々の習慣から人と分かち合う活動へ変わっていく過程を感じられます。日常と創作の距離が縮まる一例ともいえそうです。

参考:京都岡崎 蔦屋書店「祝福-Shukupuku-」開催発表(2026年10月14日)

京都岡崎 蔦屋書店・公式発表 →

4|音が立体になり、光が上下に動く!―9.1ch音響と発光ディスクがつくる不思議な空間

音楽を「耳で聴く」だけでなく、光の動きと一緒に身体で感じる展示が、東京・下北沢で11月13日と14日に開催されます。サウンドアーティストHAL caのアルバム『WA/VE』を9.1チャンネルの立体音響で再構成し、アートコレクティブFLIGHTGRAFの新作《LOOP》と組み合わせる企画です。

会場では、複数の発光ディスクが上下に動き、その反復と空間を巡る音が呼応します。10月23日に発売されたアルバムは、時計で区切る時間ではなく、記憶や感覚を通じて続いていく時間を題材にした全7曲。音楽の考え方を空間演出へ移し替え、聴覚と視覚で同じ時間を別々に感じ取る試みとして注目できます。入場は無料です。

開催場所:砂箱(東京都世田谷区・ミカン下北 E街区2階)
会期:2026年11月13日(金)11:00〜20:00、11月14日(土)11:00〜19:00

ここがポイント

「9.1チャンネル」は、複数のスピーカーを使い、音の方向や広がりを感じさせる仕組みです。今回の見どころは、映像に音を合わせるのではなく、上下運動を繰り返す光と音が、少しずつ違う表情をつくること。単調に見える反復から、時間の長さや身体感覚が変化するのか。実験音楽と立体作品の接点を体験できそうです。作品の中を歩きながら違いを確かめたいところです。

参考:株式会社ウェーブ「HAL ca『WA/VE』× FLIGHTGRAF『LOOP』」開催発表(2026年9月25日)

世田谷区観光情報・展示内容の案内 →

5|絵は同じでも、表紙になると違って見える?―装画の原画と「仮の本」を並べる小さな展示

東京・南青山のgallery DAZZLEで、10月27日から「装丁・装画塾修了装丁展 2nd」が開かれます。参加するのは2025年後期に装丁・装画を学んだ6人の修了生。奥野しろ、河村ゆうこ、桔川シン、郷田えいみ、なるしまなる、冬野はるの原画と、講師の宮川和夫による模擬装丁が並びます。

装画は本の表紙に使われる絵、装丁はその絵と文字、書名、紙面の構成などをまとめて本の顔をつくる仕事です。今回の展示では、一枚のイラストが「本として見せる」段階でどう変化するかを考える入口が用意されています。11月1日には修了生と講師が、装画ができるまでを話すトークも予定。小さな会場だからこそ制作の手つきに注目したい企画です。

開催場所:gallery DAZZLE(東京都港区南青山)
会期:2026年10月27日(火)〜11月1日(日)/11月1日15:00からトークイベント

ここがポイント

表紙に描かれた絵だけを見ていると、普段はその絵がどのような過程で「本の顔」になったかを意識しないかもしれません。原画と模擬装丁を一緒に見ることで、文字を置く位置や余白、絵の切り取り方などが、作品の印象を左右することに気づけます。完成品の販売よりも、制作過程を見せるところに魅力がある展示です。専門家でない人にも身近なデザインの話です。

参考:gallery DAZZLE「装丁・装画塾修了装丁展 2nd」公式案内

gallery DAZZLE・公式展示情報 →

海外のART NEWS

6|フィルムをコーヒーで現像し、砂浜に5日間埋める!―写真に土地の変化を刻む作品

カナダ・トロントの現代美術館The Power Plantで10月24日、モーガン・シアーズ=ウィリアムズによる屋外掲示作品《feeling along the edges》の展示が始まりました。素材になったのは、湖畔のハンランズ・ポイント・ビーチを撮影した16ミリフィルム。作家は撮影後、インスタントコーヒーを使ってフィルムを現像し、さらに砂浜に5日間埋めたといいます。

この海辺は性的少数者のコミュニティにとって大切な場所である一方、浸食によって地形が変化しています。画面に残された傷や変質は、単なる古びた写真の演出ではありません。場所が失われていく過程を、画像そのものが変わっていく過程へ重ねた作品なのです。写真を「記録」から一歩進め、土地の変化を素材に刻み込んでいます。

開催場所:The Power Plant Contemporary Art Gallery・南側外壁(カナダ・トロント)
会期:2026年10月24日(土)〜2027年3月21日(日)

ここがポイント

写真をきれいに現像するのではなく、コーヒーと砂によって、予測できない痕跡をあえて加えるところが独創的です。砂浜に5日間埋めたという行為は、土地を撮った写真をもう一度土地に戻す行為とも読めます。美しい風景を残すだけでなく、その場所を誰が使い、どのように失われつつあるのかまで伝える写真表現です。場所とフィルムが同じ時間を過ごした記録ともいえます。

参考:The Power Plant「South Facade Billboard: Morgan Sears-Williams」公式作品案内

The Power Plant・公式作品ページ →

7|使われなくなった瓶工場をパリで再構成!―廃材からガーナの歴史をつくり直す展覧会

フランス・パリのカルティエ現代美術財団で10月22日、ガーナ出身のイブラヒム・マハマによる展覧会「The Harvest Season」が始まりました。見どころの一つは、ガーナで使われなくなった瓶工場の資材を使い、その一部を展覧会場に再構成した大規模なインスタレーション。錆びた鉄骨や大量の瓶が、かつての産業と流通の記憶を呼び起こします。

さらに今回は、作家一人の作品展にとどまりません。マハマが交流してきた9組のアーティストや集団も参加し、織物、写真、絵画、彫刻などが展示されます。会場で再び生かされるのは廃材だけではなく、地域の技術や人のつながりです。「失われたものを残す」という保存とは別の方法で、過去を未来の表現へつなげます。

開催場所:カルティエ現代美術財団(フランス・パリ)
会期:2026年10月22日(木)〜2027年2月28日(日)

ここがポイント

工場の遺構と聞くと、壊れた建物をそのまま保存する姿を想像しがちです。しかしマハマは、使われなくなった資材を別の場所で組み直し、新しい意味を与えます。作品の規模の大きさだけでなく、仲間の表現にも展示の中心を譲っている点が特徴的。産業の記憶と、今まさに活動する作家たちの声が、同じ空間で重なります。何を残し、何を使い直すのかを考える入口になります。

参考:The Guardian「Why has a crumbling bottle plant been rebuilt in Paris?」(2026年10月21日)/会期・参加作家はカルティエ現代美術財団の公式案内で確認

The Guardian・現地取材記事 →

カルティエ現代美術財団・公式展覧会案内 →

8|子どもの「ごほうびシール」が巨大タペストリーに!?―勉強と評価をひっくり返すアート

アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジのMITリスト・ビジュアル・アーツ・センターで10月23日、ウリ・アランの個展「Look How Hard They Work」が開幕しました。登場するのは、学校の机、ぬいぐるみのような装飾、動物のごほうびシール、そして語学学習アプリ「Duolingo」のキャラクター。身近すぎるものばかりですが、置かれ方が少し変です。

机には動く目玉の飾りが積まれ、シールはタペストリーのような大きさに拡大。高い位置のモニターにはキャラクターが現れます。タイトルと同じ言葉を繰り返す新作映像もあり、「努力をほめる」という学校的な習慣が、妙に不思議な風景へと変わっていきます。日用品を舞台装置に変える作家の視点が光ります。

開催場所:MIT List Visual Arts Center・Hayden Gallery(アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジ)
会期:2026年10月23日(金)〜2027年2月28日(日)

ここがポイント

ごほうびシールは、子どもにとっては頑張った証し。ところが大きく引き伸ばされて展示室に置かれると、何をほめているのか、誰が評価しているのかが気になってきます。勉強を助けるアプリのキャラクターも、美術館では奇妙な登場人物に見えます。懐かしさと違和感の間を行き来しながら、「努力」と「評価」の関係を考えさせる作品です。

参考:MIT List Visual Arts Center「Uri Aran: Look How Hard They Work」公式展覧会案内

MIT List Visual Arts Center・公式案内 →

9|X線の迷路、回る絵、瓦礫の窓!―展示室そのものが巨大な物語になる

ドイツ・ミュンヘンのヴィラ・シュトゥック美術館で10月29日から、ゴンサロ・ボロンドの展覧会「Mater」が開催されます。ここでは絵画を壁に掛けるだけでなく、展示空間そのものを一つの作品として構成。ガラス板に刻まれた像、X線画像を用いたガラスの迷路、回転すると絵が動いて見えるゾートロープ、瓦礫でつくった窓、音を出す自動装置などが登場します。

制作には詩人アンヘラ・セゴビアや、フラメンコと電子音楽を横断する音楽家ニーニョ・デ・エルチェも参加。神話や宗教画に由来するイメージが、現在の音や機械と結びつきます。来館者は展示室を移動しながら、絵と物語の内部を歩くような体験をすることになります。いわば、建物ごと動く物語のような試みです。

開催場所:Museum Villa Stuck(ドイツ・ミュンヘン)
会期:2026年10月29日(木)〜2027年3月29日(月)

ここがポイント

ゾートロープは、連続した絵を回転させることで動いて見せる、アニメーション初期の仕組みです。そこにX線写真や古い宗教的な図像を組み合わせる発想が面白いところ。最新の映像装置に頼り切るのではなく、古い視覚技術や素材の手触りを使って「見ること」を揺さぶります。絵画と舞台、音楽の境界が消える展示です。見る人自身の動きも作品の一部になるのでしょう。

参考:Museum Villa Stuck「Gonzalo Borondo: Mater」公式発表(2026年10月23日)

Museum Villa Stuckによる公式発表(e-flux) →

10|自分の中にも「エイリアン」がいる?―50人以上の作家が描く、見知らぬ自分

フィンランドのエスポー現代美術館(EMMA)で10月23日、企画展「Alien in Me」が始まりました。ここでいう「エイリアン」は宇宙人に限らず、自分の中や周囲の世界に感じる「異質なもの」のこと。50人を超える作家の作品を通して、人間と人間以外、身体と機械、自分と他者の境界を見つめます。

たとえばギリアン・ウェアリングは《Me as Pier Paolo Pasolini》で自分をイタリアの映画監督パゾリーニの姿に変え、アイデンティティーの揺らぎを表現。エイヤ=リーサ・アハティラの《Potentiality for Love》は、人間とほかの生物との関係から共感の範囲を問いかけます。奇妙な作品を集めた展示ではなく、「自分らしさ」は何で決まるのかを探る構成です。

開催場所:EMMA – Espoo Museum of Modern Art(フィンランド・エスポー)
会期:2026年10月23日(金)から開催/常設的なコレクション展示として継続

ここがポイント

他人の姿になってみると、自分の輪郭はどう変わるのでしょう。人間以外の生き物に感情を向けるとき、私たちはどこまで相手を理解できるのでしょう。作品の素材や見た目が違っても、こうした問いはつながっています。違和感を取り除くべきものとしてではなく、新しいものの見方を得る入口として考える展覧会です。誰もが持つ「違い」を考える手がかりにもなります。

参考:EMMA「Alien in Me – 20 Years of Saastamoinen Foundation Collection Exhibitions」公式案内

EMMA・公式展覧会案内 →

11|シュルレアリスムに収まらない画家!―レオノール・フィニの仮面、衣装、幻想絵画が集結

ドイツ・フランクフルトのシルン美術館で10月23日、画家レオノール・フィニの回顧展「Magically Surreal」が始まりました。1907年に生まれたフィニは、シュルレアリスムの画家たちと交流しながらも、一つの運動に収まりきらない独自の世界を築いた作家です。今回の展覧会はドイツで初めての回顧展として、絵画、素描、写真、衣装、仮面、書籍など約100点を紹介します。

作品に登場するのは、力強い女性やスフィンクス、性別を簡単には決められない人物たち。古典絵画のような緻密な表現と、夢や神話の不思議さが同居しています。フィニは自らの装いや舞台的な演出にもこだわり、作品と生き方を切り離さずに表現しました。

開催場所:Schirn Kunsthalle Frankfurt(ドイツ・フランクフルト)
会期:2026年10月23日(金)〜2027年2月21日(日)

ここがポイント

フィニを「シュルレアリスムの女性画家」と紹介するだけでは、その面白さを取り逃がしてしまいます。彼女は絵の中の女性像だけでなく、仮面や衣装、自分自身の見せ方まで創作の一部として扱いました。古い神話を引用しながら、登場人物の力関係を組み替える視点にも注目。絵画とファッション、演劇がつながるところに独自性があります。

参考:Schirn Kunsthalle Frankfurt「Leonor Fini: Magically Surreal」公式発表(2026年10月22日)

シルン美術館・公式展覧会案内 →

まとめ

今日の11本を振り返ると、アートの面白さは、完成した作品だけでなく「どうやってつくったか」にもあることが見えてきます。

10年かけて水墨画や版画の表情を動かすアニメーション。子どものころに読んだ絵本の裏側にある紙面設計。手帳の小さな一枚から始まり、大きな絵画へ育っていった創作。音と光を組み合わせて時間を感じさせる作品や、イラストを本の表紙へ変える装丁も、その仲間です。

海外では、コーヒーで現像したフィルムを砂浜に埋め、土地の変化を写真に刻む作家がいました。使われなくなった工場の資材から歴史を組み直す人もいれば、ごほうびシールや学習アプリを使って「努力」の意味を問い直す人もいます。

さらに、古い視覚装置を取り入れた迷路のような展示や、自分と他者の境界を考える作品、神話と仮面を自在に操った画家の回顧展も始まっています。手法も時代も違いますが、見慣れたものを別の角度から捉え直す楽しさは共通しています。普段なら通り過ぎてしまう素材や仕組みの中にも、新しい表現の入口が隠れているのかもしれません。